今日は先日読んだアバタローさんの『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術』について
まとめと感想を書いていきます
読書する3つの意味
まず著者のアバタローさんは読書する意味を3つ挙げています
①自分のパフォーマンス向上のため
質の高いビジネス書を読めば、その道の専門家からの知見やノウハウを得れるため
その得た知見やノウハウが今後高い成果を生み出すためのエネルギーとなりえる
②人生のリスクを最小化させるためる
歴史書や自叙伝など人生を送るうえで、過去に失敗や挫折を味わった人からの知恵や
それを乗り越えた方法や力を教えてくれます
そうした知識を得ることで、今後の人生においてリスクに立ち向かうための「免疫」を作ってくれる
③長い人生を心から楽しみ尽くすため
様々なジャンルの本を読むことは、そこから得た知識や感性は自分の一生の財産として残り
今後の人生を豊かに彩る
また他にも、読書することで自分の価値観を明確にし、将来の方向性が見えてくると説いています
そもそも自分もそうでしたが、
読書と聞くと著者も指摘されている通り3つの誤解があります
②多くを読めばいいわけではない
③早く読めばいいわけではない
時間は有限です、その有限の中で自分が読みたい本、読みたいジャンルも増えていくので
本の中身すべてを理解し覚える必要はないし、自分が今読むべき本はどれかといった選書スキルも必要
そして、本を早く読むことより本の中身をより深く理解し自分のものにできるかが重要だと感じました
そのうえで、読書する目的を明確化することがとても重要です
今回自分は、読書自体は苦手ではないが読んだら読んだままになっており
アウトプットする方法を知りたいと感じたのでこの本を読みました
読書を習慣化するために
読書の目的を明確化した次の作業は「読書スケジュールを固定する」ことです
1日のどのタイミングで読書をするか予め決めておくというものです
就寝前の30分、通勤時間の30分など自分にとってベストな時間を固定しましょう
また、さらに1歩進んだ習慣化は「本の位置を固定する」ということです
就寝前を読書スケジュールとするなら、枕元に本を置きます
通勤時の場合は、通勤バッグに必ず入れておきます
OUTPUTとは
OUTPUTとは、本を読んで仕入れた情報を誰かに話したり、何かに書いたり
自分のフィルターを通して表現することを言います
これまで自分はビジネス書などを読んでも、特にまとめるわけでもなく
読んだら読みっぱなしでした
しかしそれではせっかくの自己投資が無駄になってしまうと感じ
しっかりと目的意識を持つことで読書の効果を十二分に発揮するためにも
こうして本のまとめ(OUTPUT)を行っています
効果的なOUTPUTの4つの型
①INPUTした情報の整理
OUTPUTとは前述のとおり「仕入れた情報を誰かに話したり、何かに書いたり
自分のフィルターを通して表現すること」です
その表現をする際に、INPUTした情報を右から左に流すだけでなくしっかりと情報を整理することが重要です
②INPUTした情報の理解
整理した情報をしっかりと理解することで仕入れた情報は強く記憶されます
③INPUTした情報の編集
整理・理解した情報をOUTPUTに適した形にまとめていきます
情報を届けたい相手のストライクゾーン目がけて全力投球を
④INPUTした情報の出力
仕入れた情報を整理し、理解し、OUTPUTに適した形にまとめたら
あとはその熱い気持ちを持って誰かに向けて発信する
分かりやすく説明する力
人にわかりやすく説明する人≠頭のいい人
→センスや才能ではなく技術の問題
→その技術とは「情報を加工する技術」〔手にした情報を整理し、理解し、さらに相手に届きやすい言葉に編集する〕
➤技術を磨く練習として有効なのは「自分」に向けたOUTPUTを行ってみる
コミュニケーション力
本から仕入れた情報→脳に定着→会話の中で自然に使える知識へ生まれ変わる
相手に合わせたOUTPUTができるようになると、よりスムーズなコミュニケーションが取れるように
構造化:複雑な対象を小さな単位に分解し、理解しやすい、単純な形に変換すること
一見解決しがたい問題でも解決できたり、難しい内容を自分が理解したりするのに役立つ
読書が継続できない人にとって継続するポイントを本書では以下の3点を挙げています
①完璧を求めない
→「本の情報すべてを完璧に理解する」であったり、「1日ですべて読了し、OUTPUTまで行う」など
最初から完璧を求めず、今できる範囲で行うこと
②目標を小さく設定する
→目標が大きければ大きいほどいいというのは半分正解で、半分間違いです
大きな目標を達成するには小さな目標に分割することで
1つ1つクリアしていくことが大切です。
③継続を意図的に途絶えさせる
→「継続しなければならない」という呪縛から解放されるためには、
自ら先手を打つことも1つの手法です。
例えば週の2日を指定し読書をしない曜日を事前に設定するなども習慣化成功のカギを握ります
準備
いきなり読まない
→集中できる環境を整える
読解
話のオチを押さえる
→自分で仮説を立てて全体構造を理解する
〇著者の主張を見つけるPoint
①文章の最初と最後を確認する(序論→本論→結論)
序論と結論に重要なキーワードが集中する可能性大!
②強調表現に着目する
③譲歩構文に着目する→しかし・ところが などの逆接の接続詞の後が重要!
要約
重要な幹だけを整理する
→わかりやすく編集する
発信
発信先を設定し、出力する
→自分に合った強度を考え、行動する(話す・書く)
発信する際の優先順位
①得意且つ好き
②得意
③好き
話す→Youtube、voicy
書く→ブログ、書評サイト、note、Twitter
描く→Instagram、canva
選書
読書をする上で、どの本を自分が読むべきかを本書ではしっかりと理論建てて説明しています
本書では、「選書」には『直感的選書』と『投資家的選書』の2つの例を挙げており
本書のOUTPUT読書術では後者の『投資家的選書』を推奨しています
直感的選書
自分の好奇心を優先とした選書
投資家的選書
自分の目的が最優先された選書
- 自分が理解できる内容か
- 信頼性が高いと判断できる根拠があるか
- 経年に価値が下がりにくい内容か
これら3つの理由は世界一の投資家であるウォーレン・バフェットが事業へ投資する際の
心がけている要素に紐づいています
バフェットは投資する事業が
①シンプルで理解できる事業であること
②安定した事業実績があること
③長期的に明るい見通しがあること
この3つを心がけて投資を行っています
読書は自分への「投資」なのでバフェットのように、
自分の読む本が、自分で理解できて・他者からの評価・レビューも高く・長年読まれ続けている本が
投資家的選書と言えます
今後本屋で本をやみくもに手に取るのではなく、
この3つのフィルターを通すことで「選書の後悔」が格段に低くなるでしょう
読むべき本の方向性
どんなジャンルか
→自分の本心を紙に書き、グループ分けを行う
例 このままこの会社でいいかのか(人生)
子供にもっと裕福な生活をさせてあげたい(お金)
上司の機嫌をとりたくない(人間関係) など
読むべき本のテーマ
グループ分けした中で一番優先順位が高いことが読むべき本のテーマである
例 転職や副業関係の本
リベ大などの投資の本
テーマに対する予算
投資の限度額を設定する
最後になりましたが、
読書は「人生のケーススタディ」が学べます
先人たちが行ってきた成功体験・失敗体験すべてを経験できる唯一無二のものです
皆さんもぜひ本書を読んで、自分にあったOUTPUTを行い
情報発信をしていきましょう
それでは♪